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PONIT 1専門領域医療の実践

各診療科は専門的な領域をより深く探求しており、高いレベルの医療水準の確保をめざして、各学会の専門医や修練施設認定を取得しております。循環器疾患(循環器内科心臓血管外科)、消化器疾患(消化器内科消化器外科)においては、内科系診療科と外科系診療科がチームを組んで、一人一人の患者さんに対してもっとも求められる治療方法を選択していきます。それに加えて、整形外科領域と高齢者医療、透析患者さんへの治療を含む総合内科領域の4つの領域が本院の診療の中心となっています。各診療科においては、患者さんの希望に沿った治療方針を話し合いの中から選択して、提供していけることを心がけています。さらに、より高度な専門領域については、近隣の医療機関と連携して最善の治療方法の検索、紹介をさせていただきます。 詳細については、各診療科のページをご覧ください。

PONIT 2高齢者医療への取り組み

高齢化社会を迎えており、ご高齢の患者さんへの診療を地域中核病院としての重要な使命と取り組んでいます。地域医療推進室を中心とした地域連携を充実させ、近隣の開業医の先生と協力し、高齢者を包む地域包括ケアシステムの中で、病院としての役割をしっかり果たしていきたいと考えております。種々の疾患に対応できる総合内科部門を強化しており、トリアージ、全身状態の把握をおこなって、各専門領域へと治療をつないでいきます。
近隣の高齢者住居施設や介護施設(現在36施設に及ぶ)とも連携関係を締結しており、外来受診の受け入れ、緊急時の救急応諾をスムーズに行なっており、人間ドックの受診や健康寿命のための講演などにも積極的に対応しています。
認知症検診の実施、フレイル外来の設置も行なっており、外来診察で個別栄養指導をはじめ、動脈硬化や骨粗鬆症のアセスメントを必要に応じて行なっています。高齢者の診療から生活全体に関与できるように、地域全体、御家族や介護者との協力関係をしっかりと築いていきたいと考えています。

PONIT 3救急医療の体制確保

本院は救急告示病院として、24時間、365日の救急診療体制を整備しています。さらに神戸市の二次救急輪番制度にも参加しており、内科循環器内科整形外科消化器外科の救急輪番日を担当しています。院内では各診療科のオンコール体制を整備して、常に必要な入院治療、手術治療のできる体制の確保に努めており、一次救急の患者さん、診療所から紹介の患者さんの診察、治療に対応しています。
かかりつけ医や在宅医療の先生方を支援するために在宅療養後方支援病院の認定を受け、院内に包括ケア病棟を設置して、施設入所者や在宅診療を受けている高齢者の準緊急的な入院にも積極的に対応しています。発症患者さんが続いている新型コロナ感染症に対しては、神戸市や保健所と協力して、発熱者外来を設置して、診察、検査等を行っています。受診に関しては、ご相談ください。

PONIT 4予防医療を大切に

健康寿命を伸ばし、高齢者の介護予防を進めていくことも本院に架せられた重要な使命であると認識しており、予防医療への積極的な取り組みを行っています。
神戸市が実施している各種の検診においては、専門分野の職員が対応しております。
人間ドック部門は落ち着いた広いスペースを確保しており、ゆっくりと受診していただけます。専任の医師を配置して、結果の丁寧な説明をさせていただき、受診後の継続的な健康管理も目指しています。連携関係にある高齢者住居の皆さんには、受診の申し込みが施設を通して行えます。
さらに、西日本で初めてとなるフレイル外来を開設しており、状況に応じて教育入院にも取り組んでおり、筋力、生活力の増強をはかっています。病院の各部門を動員して、介護予防に職員一丸となって取り組んでいます。

PONIT 5勤労者医療を支える

本院は「働く人と地域のために」設立され、勤労者医療を医療活動の大きな柱と考えています。社会の高齢化に伴い、就労されている高齢者や疾病を持ちながら働くことが求められている人々が増えています。一人一人の勤労者において、就労と診療、治療のバランスを考え、職場の環境を調整していく必要が生じてきます。
本院では勤労者の健康確保、就労両立支援のための「勤労者医療総合センター」「治療と就労の両立支援部門」を院内に設置して、働く患者さんの支援に取り組んでいます。労働者健康安全機構とともに両立支援活動の周知、啓発活動に取り組んでいます。 また、院内には多数の産業医を擁しており、産業保健センターの活動や企業の産業医活動の支援に取り組んでいます。今後も高齢者や病気療養後の就労者がますます増加する傾向にあります。どのような支援ができるか、相談しながら取り組んでまいりますので、是非ともご相談ください。

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