健康コラム

Column

肩こり・腰痛対策

 肩こりや腰痛の原因として様々なことが考えられますが、日頃の姿勢や生活習慣も大きく関与しています。コロナ禍以降、スマホやパソコンなどの電子機器を日常的に使用する機会が多くなり、顔を下に向けた姿勢や体を前に傾けた姿勢でいる時間が増えているのではないでしょうか?  
 

 頭部の重さは体重の約10%と言われています。ボーリングのボールを首の上に乗せているイメージです。そう考えると、スマホを使用しているときのように顔を下に向けると、首の後ろまわりにストレスがかかることが想像できると思います。このように特定の部位にストレスがかかる姿勢をとり続けていると、筋肉が緊張したままになるため、疲れや血行不良により肩こりや腰痛が出現しやすくなります。

改善策や予防策は?

 まずは長時間同じ姿勢を取らないようにすることです。少なくとも30分から1時間に1回は姿勢を変えるように心掛けましょう。その際、背伸びやストレッチしたり、少し歩いたりして、筋肉をほぐしてあげることがより好ましいです。それから、できれば6時間以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。たくさん働いて疲れている筋肉をしっかり休めて、元の良い状態に戻してあげることが大切だからです。
 

 以上のように、きついトレーニングを行わなくても、ちょっと意識を変えて行動することが肩こりや腰痛の改善・予防に繋がります。できることから実践してみましょう。

コラム執筆者:中央リハビリテーション部 木村 剛

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