健康コラム

自然気胸は、若い男性に多い病気として知られています。胸部X線で診断されますが、ある程度肺が虚脱（空気が漏れて肺が圧迫される状態）すると、胸にチューブを入れて、脱気する治療が必要で、当然入院となります。

ソラシックエッグはある企業の製品名ですが、小型・軽量（ボトル部分18g）で、筆者は15年以上使用しています。ソラシックとはThoracic（胸腔の）、エッグとはEgg(卵)を意味しています。写真のボトル部分はちょうど卵ぐらいの大きさで、扁平な形をしています。

日中に受診された場合は、写真のように抜けないように固定して帰宅が可能です（外来でしばらく安静にして頂きます）。しかし、病気に対する不安や器具の扱いに心配がある方は、短期入院される場合もあります。夜間受診の場合には、翌日までの入院を勧めています。
しかし、気胸の方全員に可能とは言えませんし、他の製品を使用した場合には、外来治療ができないこともご了承下さい。
一般的な治療ではないため、外来治療のメリットはありますが、逆にデメリットがあることもご了承下さい。

文責：呼吸器外科　仲田庄志

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