Diagnostic pathology
診療科からのお知らせ/コラム
病理診断科は患者さんと直接お会いすることはありませんが、各診療科の先生方から提出される患者さんの検体を顕微鏡で観察・診断することにより患者さんの診察に間接的に関与しています。当科は医師1名、臨床検査技師3名(中央検査部所属、兼任を含む)のこじんまりした体制ですが、それぞれが専門領域を担当しながらも協力しあって業務を遂行しています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
病理診断科 部長
出射 由香
当院における病理診断科の業務は以下の4種です。
石綿小体計測検査について説明させていただきます。
平成17年6月に石綿(アスベスト)による健康被害が社会問題となり、同年9月に全国労災病院にアスベスト疾患センターが設置され、当院は近畿地区のブロックセンターに指名されました。それに伴い、当科では平成18年4月より石綿小体計測検査を開始しました。石綿曝露の指標となる石綿小体数を計測する検査で、当院では通算1000件以上行なっており、これは全国でもトップクラスの件数です。
現在、労働基準監督署・環境再生保全機構からの依頼症例を中心に検査を行なっていますが、近隣の病院からの依頼にも応じていますので、検査希望がございましたら電話にて連絡をいただいた後で依頼書・検体をご送付下さい。詳細につきましては「石綿小体計測検査注意事項」をお読み下さい。
石綿小体の写真(左:ベルリン青染色、右:位相差顕微鏡像)
いでい ゆか
出射 由香
病理診断科部長(兼 検査科部長)
専門分野:消化管病理
【学会専門医・認定医】
【メッセージ】
好きな言葉:上杉鷹山公の名言「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」です。
幼少時より母親からこの言葉を何回も聞かされて育ちました。
気がつけば娘たちに対して母親と同じようにこの言葉を繰り返し述べている自分がいます。
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